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社 名 株式会社 林カシミヤ
HAYASHI CASHMERE CO.,LTD.

概略
1972年 林カシミヤ技術研究所(林親之個人)として創業
1977年 株式会社林カシミヤとして改組
1981年 モンゴル、ゴビ・コンビナート(現、ゴビ・コーポレーション)に整毛設備納入
中国、東勝梳毛廠(現、オルドス)に整毛設備納入
1992年 中国、維信天津工貿有限公司に整毛設備納入
1994年 モンゴルに合弁でトヤ有限会社設立、整毛設備納入
1995年 中国、維信臨河有限公司に整毛設備納入
2001年 モンゴル、トヤ有限会社に洗毛設備納入
2004年 モンゴル、トヤ有限会社に整毛設備を追加納入

林カシミヤは、国内唯一の専業整毛メーカーです。
カシミヤの原毛は、ニットや織物に使える柔らかく細いうぶ毛と、かたくて太い刺毛、植物質の挟雑物、土などが入り混じっています。カシミヤ整毛とは、この原毛から本当に必要なうぶ毛だけを取り出す工程です。顕微鏡とピンセットを使って手作業で整毛をすれば、完全にうぶ毛だけを取り出すことが可能ですが、現実的ではありません。工業的には機械で整毛しますが、刺毛や挟雑物などとうぶ毛を100%完全に分離することは不可能です。
機械による整毛にはさまざまな方式がありますが、機械の性能は、どれだけ完全にこれらの分離ができるかによります。しかしカシミヤは非常にデリケートなため、無理をすると機械による負荷で繊維を切断したり、削り取って傷めてしまいます。林カシミヤは、独自に開発した方式でこれらを克服し、繊維の損傷をほとんど避けながら、ほぼ完全にうぶ毛を分離する技術を確立しています。
従来、カシミヤの整毛は、イギリス、アメリカ、イタリアなどで独占的に発達しました。それぞれ技術は極秘扱いとされ、国外へ流出することはありませんでした。原料産地は中国、モンゴル、イランなどでしたが、これらの国々には加工技術がないため、原料を安く供給する役割しかありませんでした。
そのような状況の中、林カシミヤでは、原料の供給地に積極的に技術を移転する方針をとりました。きっかけは、1976年、UNIDO(国連工業開発機関)がモンゴルで実施しようとしていたカシミヤ加工プロジェクトへの参加でした。欧米の各社が否定的な対応をする中、あえて設備の輸出をしたのでした。
幸いこのプロジェクトは大成功を収め、国連、モンゴル政府から賞賛を得ることができました。当時は日本とモンゴルが国交を樹立(1972年)したばかりで、日本政府は、50億円の無償援助をモンゴルに供与することを決めた時期でもありました。具体的な要望をモンゴル側と協議する中で、UNIDO案件の成功が呼び水となって、カシミヤの一貫工場を建設することに決定しました(1977年)。これが、1981年に完成するゴビ・コンビナートで、整毛生産能力540トン、ニット生産30万枚という、当時としては世界最大規模の工場でした。
林カシミヤは原毛加工部門を担当し、整毛機20ラインを単独納入しました。これが海外への本格的な技術輸出のはじまりでした。ゴビは今やモンゴルを代表する大企業へ成長し、高品質のカシミヤ製品は、日本はじめ、欧米各国へ広く輸出され、愛好されています。
一方、中国へは、すでに70年代の初めに、林親之社長が整毛の理論についての講義に出かけていました。全国から集められた優秀な繊維技術者に、整毛の理論を進んで公開し、中国のカシミヤ産業の土台つくりに協力したのです。このことが、東勝梳毛廠(現、オルドス)の建設に結びついています。
1981年、モンゴルのゴビとほぼ同時期に、東勝工場は整毛生産能力560トンの中国初にして世界最大規模の本格的カシミヤ一貫工場として完成します。もちろんその計画や立ち上げに積極的に関与したのは、あの講義の受講生たちでした。林カシミヤは、このプロジェクトに深くかかわり、整毛機14ラインを単独納入しました。現在オルドスは、規模、生産量、品質で他の追随を許さない世界最大のカシミヤ企業に成長しています。
東勝の成功で中国は一気にカシミヤ産業が盛んになります。各地に次々と工場ができました。林カシミヤも、陜西省、内蒙古、天津などに2−3年に一件のペースでプラント輸出を続けました。
ところで、モンゴルに納めた整毛機と中国に出したそれとは、構造も原理も異なっています。それは、中国のカシミヤとモンゴルのカシミヤでは、性質が異なっているからなのです。中国のカシミヤは比較的細いかわりに繊維が短くなっています。モンゴルのカシミヤは中国のカシミヤほど細くはありませんが、十分な長さがあります。どちらが優れているということではなく、それぞれの特長です。林カシミヤの整毛機は、その土地のカシミヤに合わせて、最も効率よく、繊維を傷めず、うぶ毛だけを最大限に取り出せるように設計されているのです。
1994年、林カシミヤは大阪カシミヤと協力してモンゴルに合弁会社を設立し、整毛設備と、少し遅れて洗毛設備を入れました。洗毛は、原毛の土や汚れ、脂肪分を洗浄することが目的で単純なようですが、洗いの品質によってはその後の整毛にも影響を及ぼす重要な工程です。これを自前で行うことにより、整毛の品質をより一層高めることが可能となったのです。2004年には、さらに改良された、現時点で最高水準の整毛設備を追加し、生産をはじめています。
所在地 〒637-00281
奈良県五條市原町 243           
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(大阪営業所)
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大阪府大阪市中央区南船場
              2丁目2番20号
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事業内容
  1. 繊維製品の製造・販売
  2. 繊維機械の製造・販売